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マクラーレン・グループ創立50周年

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マクラーレン・グループは、2013年9月2日に創立50周年を迎えます。

マクラーレン・グループは、ブルース・マクラーレンが1963年にブルース・マクラーレン・モーターレーシングを立ち上げたことから始まりました。かつては志を同じくする5人ほどの仲間たちとレース・マシンを作り、世界中のレースに参戦していました。現在、マクラーレン・グループは従業員2,000名を超える規模にまで成長していますが、すべてのスタッフに、スポーツマンシップと確かなエンジニアリング、そして最新の専門技術を融合させるというブルースの理念が受け継がれています。

<マクラーレン・グループの功績>
F1において、マクラーレンは世界有数のチームでありマクラーレンF1チームに所属していたワールド・チャンピオンたちの偉業は常に人々の生活に話題をもたらしていました。
1966年に、モナコGPでデビューして以来、182回優勝しており、これはすべてのコンストラクターの中で最多を誇ります。2012年には、ドイツGP(ホッケンハイム)で過去最速となる2.31秒でピットストップを成し遂げたほか、過去最高となる58戦連続ポイント、1万ラップ超の首位走行を記録しています
北米スポーツカー・レースにおいては、CanAm(カンナム)シリーズの全盛期にライバルを圧倒し、5シーズン連続で選手権を制覇しました(1967年~1971年)。マクラーレンのV8エンジンを象徴する迫力あるサウンドのスポーツカーで43勝しています。
1993年に発売したロードカー「マクラーレン F1」はその独自の魅力をいまだ失うことなく、現在でも完成度の高いスーパーカーとして認められており、世界で市販されているNA(自然吸気)エンジン・モデルの中では最速を誇ります。「マクラーレン F1」に次ぐロードカー・プロジェクトはドイツの自動車メーカー、メルセデス・ベンツとの共同プロジェクトでした。「メルセデス・ベンツ SLR マクラーレン」として生産されたこのモデルは、カーボン・ベースのモデルとしては過去最高の販売実績を誇り、大きな成功を収めました。
マクラーレン・ オートモーティブは、2010年の創設以来、世界有数のロードカー・メーカーとして成長し、ハイパフォーマンス・スポーツカーの「MP4-12C」と「MP4-12C Spider」を開発、製造しています。
GTレース向けマシン「MP4-12C GT3」を発表し、2012年のGTレースに投入されると19勝を獲得するほどの成功を収めました。9月には、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスがイタリア・モンツァで勝利を収め、マクラーレンのGTカーも英国、フランス、スペインの選手権で上位を席巻、驚異的な実績を挙げました。
マクラーレン・ オートモーティブは、現代のスーパーカーの定義を塗り替えることを目指した最新モデル「マクラーレン P1™」の世界発売に先駆け、2013年に50番目のグローバル・ディーラーを開設する予定です。
レース活動のほかに、マクラーレンはF1の技術とノウハウを他の産業にも展開し、世界をリードしています。マクラーレンが提供する技術により、英国の自転車、ボート、ヨット、カヌーの選手は競技大会で2012年に15個の金メダルを獲得しました。

大英帝国勲章受賞者で、マクラーレン・グループおよびマクラーレン・オートモーティブ取締役会長のロン・デニスは次のように述べています。
「マクラーレンの歴史は長く、これまでに様々な出来事がありましたが、その伝説を明確にすることは困難といえます。なぜならば、今もなお、マクラーレン・テクノロジー・センターで活躍する精力的なスタッフにより、マクラーレンの物語が日々生き生きと描かれ続けているからです。これからも様々な人々が加わり、時代に沿ってそれぞれの章を書き加えていくのです。つまり、マクラーレンの歴史は未完の本であり、おそらくマクラーレンの最高の遺産なのです。」

マクラーレンでは、創立50周年という記念すべき年を通じて、様々なイベントや取り組みを行う予定です。

チーム・シャツには「McLAREN 50」と描かれた記念ロゴがデザインされるほか、マクラーレンの歴史や伝統を綴った特別映像の制作、そして1月31日にジェンソン・バトンとセルジオ・ペレスが参加して行う新開発F1マシン「MP4-28 」の発表イベントなど、50年周年と絡めた活動が予定されています。


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